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十
「そりゃそうや」
「へい。にしたって、この仏さん。その着てるものから草履まで、なかなかのものを身に着けてますね?」
「確かにな。ほな喜助、ちょっとだけ待っとき」
すぐに破近、懐からいつものクレヨンと紙を取り出し
「わいが似顔絵描いてる間な、その子とでも遊んどきや」
これに、笑顔で姐さんも
「喜助さん。その子、白雪って言うんですよ」
ここで初めて『その子』に気づいた喜助、そら驚くに決まっている。
「ブ、ブ、ブタ?」
「そりゃそうや」
「へい。にしたって、この仏さん。その着てるものから草履まで、なかなかのものを身に着けてますね?」
「確かにな。ほな喜助、ちょっとだけ待っとき」
すぐに破近、懐からいつものクレヨンと紙を取り出し
「わいが似顔絵描いてる間な、その子とでも遊んどきや」
これに、笑顔で姐さんも
「喜助さん。その子、白雪って言うんですよ」
ここで初めて『その子』に気づいた喜助、そら驚くに決まっている。
「ブ、ブ、ブタ?」
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