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九十六
「ホンマ、迷う事なく来れたやんけ!」
そんな感心している女房に
「そやろ? でな、この回収した手拭を同じように百歩毎、枝へくくり付けるんや」
そして、いよいよ未知の世界へと足を踏み入れるお二人さんだ。
「お富な、地面見てみ? 誰かが通った跡がな、ちゃんとあるやろ?」
言われたとおり、下に目をやった鬼
「お、確かに草やらが踏まれてるわな」
その後、しばらく歩み続けているお二人さん。その目の前に、いきなり現れたのが――
「ホンマ、迷う事なく来れたやんけ!」
そんな感心している女房に
「そやろ? でな、この回収した手拭を同じように百歩毎、枝へくくり付けるんや」
そして、いよいよ未知の世界へと足を踏み入れるお二人さんだ。
「お富な、地面見てみ? 誰かが通った跡がな、ちゃんとあるやろ?」
言われたとおり、下に目をやった鬼
「お、確かに草やらが踏まれてるわな」
その後、しばらく歩み続けているお二人さん。その目の前に、いきなり現れたのが――
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