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九十一
「ま、ええやんか。で、銀冶の言葉を借りるとな、差し引きゼロちゅうわけや。ほなら、もういっぺん聞くけんどな」
破近、お富さんの瞳まで突き刺すような視線で
「何で十二人の時と五人の時の、米の減る速さが一緒なんや?」
「わ、われ、とんでもない事を考えてるちゃうんか?」
「そら知らんわ。で?」
「フン。どうしても、わてに言わせる気やな?」
ここでお富さん、声を張り上げ
「全員、どっかで生きてる……これとちゃうんかい!」
「ま、ええやんか。で、銀冶の言葉を借りるとな、差し引きゼロちゅうわけや。ほなら、もういっぺん聞くけんどな」
破近、お富さんの瞳まで突き刺すような視線で
「何で十二人の時と五人の時の、米の減る速さが一緒なんや?」
「わ、われ、とんでもない事を考えてるちゃうんか?」
「そら知らんわ。で?」
「フン。どうしても、わてに言わせる気やな?」
ここでお富さん、声を張り上げ
「全員、どっかで生きてる……これとちゃうんかい!」
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