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九十
「すでに朝から銀冶は消えてたから……わてら二人に徳次郎にお稲に、それと赤髭の五人やな」
「そのとおりや。でな、ここで聞きたいんやけんど」
破近、相手に少し顔を近づけ
「なあ? 十二人の時と五人の時と、何で米の減る速さが同じやねん?」
思いもよらぬ問いに、お富さん
「え?」
「いくらおまえが馬鹿食いしようととな、他のもんたちは逆に食が細くなってたわな」
「確かにそうやったわ。つか、己の事を棚に上げるなちゅうねん!」
「すでに朝から銀冶は消えてたから……わてら二人に徳次郎にお稲に、それと赤髭の五人やな」
「そのとおりや。でな、ここで聞きたいんやけんど」
破近、相手に少し顔を近づけ
「なあ? 十二人の時と五人の時と、何で米の減る速さが同じやねん?」
思いもよらぬ問いに、お富さん
「え?」
「いくらおまえが馬鹿食いしようととな、他のもんたちは逆に食が細くなってたわな」
「確かにそうやったわ。つか、己の事を棚に上げるなちゅうねん!」
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