840/3502
八十七
破近、疲れきってはいたが
「ほな吊り橋解決の褒美に、おまえの分までおむすび作ったるわな」
「おおきに!」
早速米を研ごうとした亭主兼吟味方だったが、何故かその青き目がある一点で止まっている。
「ん? われ、どないしたんや?」
だが
「ちょっとだけ黙っとき!」
こう言放った破近、何か思案中だが。
「な、何やねん? いきなりだんまりこいてからに」
しばらくして、ようやく口を開いた亭主
「お富、ええか? 今から大事な話をするで」
破近、疲れきってはいたが
「ほな吊り橋解決の褒美に、おまえの分までおむすび作ったるわな」
「おおきに!」
早速米を研ごうとした亭主兼吟味方だったが、何故かその青き目がある一点で止まっている。
「ん? われ、どないしたんや?」
だが
「ちょっとだけ黙っとき!」
こう言放った破近、何か思案中だが。
「な、何やねん? いきなりだんまりこいてからに」
しばらくして、ようやく口を開いた亭主
「お富、ええか? 今から大事な話をするで」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。