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七十五
そこで周囲を見回していたお富さん、いきなり
「お、おい! 何か建ってるで?」
「ん? あんまり見とうない代物やな。ま、ええわ……お富な、数かぞえてみ」
「数やて? ええけんど。ひいふうみいよお……十一やで!」
これに破近、乾いた笑いで
「フッ、やっぱりやわ」
「おい、われ。何がやっぱりなんや?」
「ほな、行ってみよっか?」
その場所にたどり着いたお二人さん。だがお富さん、早速声が出せないでいる。
これに破近が
「墓、やな」
そこで周囲を見回していたお富さん、いきなり
「お、おい! 何か建ってるで?」
「ん? あんまり見とうない代物やな。ま、ええわ……お富な、数かぞえてみ」
「数やて? ええけんど。ひいふうみいよお……十一やで!」
これに破近、乾いた笑いで
「フッ、やっぱりやわ」
「おい、われ。何がやっぱりなんや?」
「ほな、行ってみよっか?」
その場所にたどり着いたお二人さん。だがお富さん、早速声が出せないでいる。
これに破近が
「墓、やな」
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