825/3502
七十二
「ほな、神隠しっちゅうんかい? この森に住む天狗の仕業? はたまた平家の幽霊の仕業? ざけんな、阿呆髭!」
もはや、この世の誰にも止められない――
そして翌朝、やはり山鳥の鳴く頃
「まるで鬼の如き形相で、あそこまでボロクソに言われますと……これも致し方のない事かと」
これに黙ったまま、足元辺りを見ているお二人さん。
そこに並べてあるのは――男女それぞれの草履
「間接的に人様を殺めた事になりますな……鈴木様ご夫妻は」
「ほな、神隠しっちゅうんかい? この森に住む天狗の仕業? はたまた平家の幽霊の仕業? ざけんな、阿呆髭!」
もはや、この世の誰にも止められない――
そして翌朝、やはり山鳥の鳴く頃
「まるで鬼の如き形相で、あそこまでボロクソに言われますと……これも致し方のない事かと」
これに黙ったまま、足元辺りを見ているお二人さん。
そこに並べてあるのは――男女それぞれの草履
「間接的に人様を殺めた事になりますな……鈴木様ご夫妻は」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。