807/3502
五十四
「お富な。仏さんになったって決めつけるにはな、まだ早すぎるで」
「どういうこっちゃ?」
「例えばな、森の中で縛られてるとか、どっかの小屋の中で監禁されてるとか……こんなんや」
これに相手も大いに頷き
「お、なるほどなるほど。ほな、今から森ん中をお散歩すっで!」
こう言うや否や、すぐに部屋を出て行ったお富さん。
「ホンマ、せわしないヤッチャな」
そして破近、その背に向けて
「森の前で待っときや! すぐ行くさかいな!」
「お富な。仏さんになったって決めつけるにはな、まだ早すぎるで」
「どういうこっちゃ?」
「例えばな、森の中で縛られてるとか、どっかの小屋の中で監禁されてるとか……こんなんや」
これに相手も大いに頷き
「お、なるほどなるほど。ほな、今から森ん中をお散歩すっで!」
こう言うや否や、すぐに部屋を出て行ったお富さん。
「ホンマ、せわしないヤッチャな」
そして破近、その背に向けて
「森の前で待っときや! すぐ行くさかいな!」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。