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三十
部屋に戻り、すでに床についているお二人さん
「猪、メッチャ旨かったな!」
これに亭主
「ん? よう聞こえへん」
「われな、知らん内にジジイになってもうたんか?」
こうほざいたお富さん、すぐに
「猪が旨かったっちゅうてんねん!」
「んもう、そこまで大声出すなって!」
実は二つの布団、かなり離れて敷かれてある。
「うっぜえやっちゃな。もっと離れんかい!」
「あ、阿呆抜かせ! これ以上離れたら、わい部屋から出てまうやないか!」
部屋に戻り、すでに床についているお二人さん
「猪、メッチャ旨かったな!」
これに亭主
「ん? よう聞こえへん」
「われな、知らん内にジジイになってもうたんか?」
こうほざいたお富さん、すぐに
「猪が旨かったっちゅうてんねん!」
「んもう、そこまで大声出すなって!」
実は二つの布団、かなり離れて敷かれてある。
「うっぜえやっちゃな。もっと離れんかい!」
「あ、阿呆抜かせ! これ以上離れたら、わい部屋から出てまうやないか!」
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