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二十四
「……で、実のところ、他にも『第三代南大坂絹娘』との称号も」
調子こきまくるおなご、無論これはでまかせである。
徳次郎さん、首を回しながら
「少々疲れが……あ、いえ。では最後に平松様、お願いします」
「あ、はい。平松源左衛門と申しまして、一応物書きをやっています」
これにやはり
「何や取ってつけたような名前やな?」
「お富な、少しは黙っとれや」
「それで、隣にいるのが家内のお香でして」
お香、無言で頭を下げている。
「……で、実のところ、他にも『第三代南大坂絹娘』との称号も」
調子こきまくるおなご、無論これはでまかせである。
徳次郎さん、首を回しながら
「少々疲れが……あ、いえ。では最後に平松様、お願いします」
「あ、はい。平松源左衛門と申しまして、一応物書きをやっています」
これにやはり
「何や取ってつけたような名前やな?」
「お富な、少しは黙っとれや」
「それで、隣にいるのが家内のお香でして」
お香、無言で頭を下げている。
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