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二十

 そしてその赤髭さん、隣を指し


「これが女房のお郁でして」


 それに女も、黙って頭を下げている。

 ここで、徳次郎が皆に向かって


「先生には、先代よりずっとお世話になっておりまして」

 そして次に


「では鰆屋様、どうぞ」


「はい」

 そう返事した恰幅の良い男が立ち上がり


「私は、番町で海鮮問屋をやっている鰆屋孫兵衛と申しまして」


 これにお富さん、首を捻りながら


「おい、さわらって何や?」


「お、おまえ、鰆知らへんのか?」


「知らん」


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