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七十四 完

 それから、早二週間が過ぎ


「やっと落ち着いたんかいな」


「旦那? その文ってのは?」


「ああ、朝ちゃん。三つ葉からや」

 破近、相手にそれを渡し


「ホンマ、できた娘やわ」


「どれどれ?」

 やがて、親分の口からも


「こら、猿公にはもったいないですな」



 そして、こちらは里。


「あわわわわ!」


 ブーメランに追いかけ回されてる、そんな日々を送っている種子。

 しかし本人も自覚はしていないが――いつの間にやら、韋駄天くの一と化していた。


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