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六十八
この時後方より、誰の耳にも届きはしなかったのだが
「戻ってくる時には注意が要りますね……」
「さらばだ!」
そう叫んだムササビ、三つ葉を蹴飛ばし、さっさと森の方へと飛び立ってしまったのだが――
「……くの字の術! とおりゃあああ!」
「え?」
皆とも呆気に取られ、ムササビの後に続く回転している物体を目で追っていると――
「ああ! ムササビが落ちてきたでつ!」
緑丸の言葉通り、見事ブーメランが敵さんへ命中したのである。
この時後方より、誰の耳にも届きはしなかったのだが
「戻ってくる時には注意が要りますね……」
「さらばだ!」
そう叫んだムササビ、三つ葉を蹴飛ばし、さっさと森の方へと飛び立ってしまったのだが――
「……くの字の術! とおりゃあああ!」
「え?」
皆とも呆気に取られ、ムササビの後に続く回転している物体を目で追っていると――
「ああ! ムササビが落ちてきたでつ!」
緑丸の言葉通り、見事ブーメランが敵さんへ命中したのである。
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