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六十七

「与力だって? お江戸から? にしては、上方言葉じゃねえか?」


「ほっとけ」


「まあ、とにかく守宮塾の指令通り、里に多大なる打撃を当てる事ができたわい。では任務完了ってわけで、さらばだ!」


 ここで刃亜都が素早く


「風魔忍法、影縫い!」


 だが相手の影めがけて投げられた手裏剣が、ことごとく小刀で打ち落とされてしまった。


「あのなあ、刃亜都。てめえの術くらいはな、もう嫌っていうくらい知ってるんだぞ!」


「ク、クッソー!」


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