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五十五
そして続いて姿を見せた三つ葉、すぐさま正座をし頭を深々と下げたまま
「昨年は、本当にお世話になりました」
「ほう、おたくが三つ葉はんかいな? 猿公がお世話になってまして」
「そ、そんなお世話なんて」
こう言って、ようやく頭を上げた三つ葉だったが
「な、何とまあ」
「あ、この目の色かいな? 半分、蘭国の血が混じってるさかいな」
どこまでも明るい破近、次に水色の着物をきた相手に向かって
「刃亜都も、最悪の村以来やなあ!」
*最悪の村 『青き目をした同心』 第十二話です。
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