731/3502
五十二
その二日後、ようやく里の近くまでやってきた破近。
だがこの二日の間にも里内では、やはり罠に陥った者が出ていた。
「おい風見鶏よ! おまえがプラプラしているから、こんな目に遭うんだ!」
「す、すんません、猿公さん」
「ましてや、忍びが撒かれているまきびしにも気づかず怪我するなんぞ……情けないにもほどがある!」
そしてこちらは破近
「ん? 道ふさがってるやん?」
その時、岩陰から現れたのは
「破近様! お待ちしてました!」
その二日後、ようやく里の近くまでやってきた破近。
だがこの二日の間にも里内では、やはり罠に陥った者が出ていた。
「おい風見鶏よ! おまえがプラプラしているから、こんな目に遭うんだ!」
「す、すんません、猿公さん」
「ましてや、忍びが撒かれているまきびしにも気づかず怪我するなんぞ……情けないにもほどがある!」
そしてこちらは破近
「ん? 道ふさがってるやん?」
その時、岩陰から現れたのは
「破近様! お待ちしてました!」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。