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四十八
ここで固まってしまった風見鶏。
それもそのはず、目の前では、またもや月の輪がぶら下がっているのだ。
――が、今はその頭の方を上に向けたまま。
「な、何で……」
だが、その後が続かない猿公。皆でようやく下ろした、その塊に目をやっている。
「こ、これも先生と同じ殺し……」
三つ葉も顔を青ざめている。
「おまえって、もうホント馬鹿なんだから! 縄で二回も吊るされるなんてよ!」
そう怒鳴る、からかう相手を突然失った刃亜都。
ここで固まってしまった風見鶏。
それもそのはず、目の前では、またもや月の輪がぶら下がっているのだ。
――が、今はその頭の方を上に向けたまま。
「な、何で……」
だが、その後が続かない猿公。皆でようやく下ろした、その塊に目をやっている。
「こ、これも先生と同じ殺し……」
三つ葉も顔を青ざめている。
「おまえって、もうホント馬鹿なんだから! 縄で二回も吊るされるなんてよ!」
そう怒鳴る、からかう相手を突然失った刃亜都。
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