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四十七
これに破近も頷き
「あら、もって生まれた才能やな……でもなあ」
ここで、その青き目を鋭くさせ
「朝ちゃんやら里のもんやらが言うとおりな、ホンマに真綿が敵さんの狙いなんやろか?」
そして同じ頃の、こちらは再び里。
朝方、その辺を散策するのが日課の風見鶏なる忍び。今朝は森の中へと入ってきた。
「月の輪がはまった縄はこの辺りだったな?」
そう言いながら目の前の土を足でならし、次に顔を上げ
「そして、あの木の枝辺りから」
これに破近も頷き
「あら、もって生まれた才能やな……でもなあ」
ここで、その青き目を鋭くさせ
「朝ちゃんやら里のもんやらが言うとおりな、ホンマに真綿が敵さんの狙いなんやろか?」
そして同じ頃の、こちらは再び里。
朝方、その辺を散策するのが日課の風見鶏なる忍び。今朝は森の中へと入ってきた。
「月の輪がはまった縄はこの辺りだったな?」
そう言いながら目の前の土を足でならし、次に顔を上げ
「そして、あの木の枝辺りから」
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