72/3502
四十五
「劇薬やて?」
思わず眉を潜める破近に、桐山君が
「ええ、そうです。ましてや我が家系は、鈴木様もご指摘されたように過敏症なものですから」
「で、それを越中屋に言ったんやな?」
「もちろん、その足で主人まで文句を言いに参りましたが……別に処方自体には問題なく、あくまでもこちら側の体質による不慮の事故だ……こう言い張り、こちらの話には耳も貸さない状態でして」
医術の心得がある破近、これには
「所謂、医療事故やな」
「劇薬やて?」
思わず眉を潜める破近に、桐山君が
「ええ、そうです。ましてや我が家系は、鈴木様もご指摘されたように過敏症なものですから」
「で、それを越中屋に言ったんやな?」
「もちろん、その足で主人まで文句を言いに参りましたが……別に処方自体には問題なく、あくまでもこちら側の体質による不慮の事故だ……こう言い張り、こちらの話には耳も貸さない状態でして」
医術の心得がある破近、これには
「所謂、医療事故やな」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。