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五
「さあ? ヤモリかどうかは?」
と、どこまでも他人事みたいな種子。
「は、はあ」
溜息をついた破近、少しはまともな相手に向かって
「で、蕾も加勢に行くつもりなんやな?」
「はい、ご主人様! 親分さんの許しもいただいていますう!」
「そっか、朝ちゃんのなあ」
そして破近、すぐに立ち上がって
「ほな、ちょっと待っとき。すぐ戻ってくるさかいな」
やがて、両手に風呂敷包みを抱え戻ってきたご主人様。そして、隣には緑丸もいるが――
「さあ? ヤモリかどうかは?」
と、どこまでも他人事みたいな種子。
「は、はあ」
溜息をついた破近、少しはまともな相手に向かって
「で、蕾も加勢に行くつもりなんやな?」
「はい、ご主人様! 親分さんの許しもいただいていますう!」
「そっか、朝ちゃんのなあ」
そして破近、すぐに立ち上がって
「ほな、ちょっと待っとき。すぐ戻ってくるさかいな」
やがて、両手に風呂敷包みを抱え戻ってきたご主人様。そして、隣には緑丸もいるが――
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