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三
「ま、またかいな?」
「あ、はい。で、猿公様をはじめ手負いの者が続出して」
「な、何やて? 猿公が?」
猿公――以前朝太郎親分の下におり、破近の手助けをしてくれた忍びだ。
破近、落ちそうになっている目を押さえながら
「そ、その傷の具合はどやねん?」
「仕掛けられてた……」
ここで種子、両手を使って
「こんくらいで、ギザギザの歯がついてた罠に」
これにすかさず破近
「とらばさみやな?」
「さあ、どうでしょう?」
「ま、またかいな?」
「あ、はい。で、猿公様をはじめ手負いの者が続出して」
「な、何やて? 猿公が?」
猿公――以前朝太郎親分の下におり、破近の手助けをしてくれた忍びだ。
破近、落ちそうになっている目を押さえながら
「そ、その傷の具合はどやねん?」
「仕掛けられてた……」
ここで種子、両手を使って
「こんくらいで、ギザギザの歯がついてた罠に」
これにすかさず破近
「とらばさみやな?」
「さあ、どうでしょう?」
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