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六十八
「朝ちゃん、その通りや。逆に宗三郎、久吉を気遣ってたしな」
「となると、やはり宗三郎と久吉は組んでたと見た方がいいですな?」
この親分の言葉に、破近何度も頷き
「そやそや。で、相手は五平や。宗三郎な、日記に久吉が下手人と書いて、五平を安心させたんやわ」
「安心? ああ、自分は疑われてないと」
「そそ。つまり最後の二十八日の日記はな、端から五平に読ませるもんとして書かれたっちゅうわけや」
しかし、まだ真相は藪の中
「朝ちゃん、その通りや。逆に宗三郎、久吉を気遣ってたしな」
「となると、やはり宗三郎と久吉は組んでたと見た方がいいですな?」
この親分の言葉に、破近何度も頷き
「そやそや。で、相手は五平や。宗三郎な、日記に久吉が下手人と書いて、五平を安心させたんやわ」
「安心? ああ、自分は疑われてないと」
「そそ。つまり最後の二十八日の日記はな、端から五平に読ませるもんとして書かれたっちゅうわけや」
しかし、まだ真相は藪の中
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