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六十六
だが、すかさず破近が
「いや、本人かどうかはわからんままや」
「あ、そうでした」
「でな、その二として、最終日の日記なんやけんどな」
破近、話しかけた相手は再び親分だ。
「最終日、ですかい?」
「そやねん。なあ、それまで日記を書くのは自室って決まってたやろ? それが、ここだけ座敷で書いてるわな?」
「おまけに、髪の毛まで挟んでましたな。となると、こいつってのは……」
これに破近、大きく頷き
「こら、どう見ても罠やな」
だが、すかさず破近が
「いや、本人かどうかはわからんままや」
「あ、そうでした」
「でな、その二として、最終日の日記なんやけんどな」
破近、話しかけた相手は再び親分だ。
「最終日、ですかい?」
「そやねん。なあ、それまで日記を書くのは自室って決まってたやろ? それが、ここだけ座敷で書いてるわな?」
「おまけに、髪の毛まで挟んでましたな。となると、こいつってのは……」
これに破近、大きく頷き
「こら、どう見ても罠やな」
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