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五十三

 これに他の二名にもわかるよう、日記を数えだした喜助


「一、二……二十五日は十枚っと。それで二十六日は……お、これも十枚! で、次の二十七日は……あれ、六枚しかない?」


 それを見た破近


「こらご丁寧に。で、次の最後の二十八日も七枚と少ないけんど、これは切羽詰ってる時に書かれたもんやさかい、一旦横に置いとくしな」


 そしてさらに


「で、ここは後で突き詰めるとして、まだ他にもぎょうさん不思議なとこがあるはずやねん!」


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