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五十

「要は二十七日の六枚っちゅうのが少なすぎる、こう言いたいんやな?」


 これに緑丸


「はい。たまたまかもしれないでつが」


 さらに破近、日記を捲りながら


「いや、一理あるかもや。ちゅうのはな、その次の二十八日の中身が乱れてるんやわ」


「僕、読む力があまりないもんで、その日の話がよくわからなかったでつ」


 緑丸がこう言うも


「いや、おまえの読む力云々じゃないわ。宗三郎はんな、二十八日にいきなり下手人は久吉って言うてるし」


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