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四十三
もう昼時だ。清次さん亡き今、己で飯をこしらえる必要がある。
腹が減っては何とか、だ。
私はしたためたこの日記を閉じ、座敷に残したまま厨房へと向かう事にした。
お新香入りのいびつな形のおむすびを二つばかり平らげた後、再び座敷へと戻ってきた。
そして、目の前にある日記を開く。
思ったとおり、誰かがこれを覗いた模様だ。しおりのように挟んでいた髪の毛がなくなっているのが、その証だ。
早速、久吉さんの部屋へと向かった。
もう昼時だ。清次さん亡き今、己で飯をこしらえる必要がある。
腹が減っては何とか、だ。
私はしたためたこの日記を閉じ、座敷に残したまま厨房へと向かう事にした。
お新香入りのいびつな形のおむすびを二つばかり平らげた後、再び座敷へと戻ってきた。
そして、目の前にある日記を開く。
思ったとおり、誰かがこれを覗いた模様だ。しおりのように挟んでいた髪の毛がなくなっているのが、その証だ。
早速、久吉さんの部屋へと向かった。
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