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四十一
一応念のため、すこぶる嫌な作業ではあったが、私は仏さんたちの部屋へと足を運んでいた。
まず初めに
「善次郎様。結局あなた様の有難きお話は聞けずじまいで、残念でなりません」
私は手を合わせた後、その体に触れてみた。そして、その死を改めて確認した。
そして次に訪れたのは
「常蔵さん。あれだけ恐れていたあなたを救えなかったのは、申し訳ないと思っております」
またも手を合わせて、その体に触れてみた。やはり死んでいる。
一応念のため、すこぶる嫌な作業ではあったが、私は仏さんたちの部屋へと足を運んでいた。
まず初めに
「善次郎様。結局あなた様の有難きお話は聞けずじまいで、残念でなりません」
私は手を合わせた後、その体に触れてみた。そして、その死を改めて確認した。
そして次に訪れたのは
「常蔵さん。あれだけ恐れていたあなたを救えなかったのは、申し訳ないと思っております」
またも手を合わせて、その体に触れてみた。やはり死んでいる。
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