621/3502
三十七
この部屋に鍵がない以上、無防備と言えよう。ならば、寝ずに過ごすしかない。
しかしながら、襲われればひとたまりもないのも事実だ。
となると、対抗すべき何か武器代わりの代物が必要になってくる。
私は、急いで厨房へと向かった。
厨房について早速見回すと、立てかけられている数本の包丁が目に入ってきた。
ではこの中の一本を……
「何をお探しで?」
心の臓が飛び出す思いだった。
思わず振り向いた先には、清次さんが立っている。
この部屋に鍵がない以上、無防備と言えよう。ならば、寝ずに過ごすしかない。
しかしながら、襲われればひとたまりもないのも事実だ。
となると、対抗すべき何か武器代わりの代物が必要になってくる。
私は、急いで厨房へと向かった。
厨房について早速見回すと、立てかけられている数本の包丁が目に入ってきた。
ではこの中の一本を……
「何をお探しで?」
心の臓が飛び出す思いだった。
思わず振り向いた先には、清次さんが立っている。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。