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三十二
皆で晩飯を食べている時、突然この禁句が常蔵さんの口より発せられた。
「この中にいるんですよね? 善次郎様に手をかけた人って?」
これにはさすがに、全員の箸が止まってしまった。
だがそれを意に介さず、常蔵さんは先を続け
「だって外には逃げられないし、中にもそんな怪しい人物なんていませんし」
そこに久吉さんが口を挟み
「そこまで自信もって言うんや。あ、そっか、あんさんが下手人なんでんな?」
「わ、私がそんな事など!」
皆で晩飯を食べている時、突然この禁句が常蔵さんの口より発せられた。
「この中にいるんですよね? 善次郎様に手をかけた人って?」
これにはさすがに、全員の箸が止まってしまった。
だがそれを意に介さず、常蔵さんは先を続け
「だって外には逃げられないし、中にもそんな怪しい人物なんていませんし」
そこに久吉さんが口を挟み
「そこまで自信もって言うんや。あ、そっか、あんさんが下手人なんでんな?」
「わ、私がそんな事など!」
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