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二十四 日記 二十六日
二十六日
夢かと思い、何度も頬をつねってみた。だが、無論痛みは走る。
それに夢だとしても、こんな夢など見ようはずもなかった。
「おはようございます」
翌朝、座敷に顔を出すと、すでに五平さん常蔵さんも来ている。
「おはようございます」
二人から挨拶はあったのだが、顔を向けてきたのは常蔵さんだけだ。
沈黙の続く中、ようやく
「おはようさんです!」
相変わらず一歩遅い久吉さんだが、やはり憎めぬ男だ。
「あれ? 西門はんは?」
二十六日
夢かと思い、何度も頬をつねってみた。だが、無論痛みは走る。
それに夢だとしても、こんな夢など見ようはずもなかった。
「おはようございます」
翌朝、座敷に顔を出すと、すでに五平さん常蔵さんも来ている。
「おはようございます」
二人から挨拶はあったのだが、顔を向けてきたのは常蔵さんだけだ。
沈黙の続く中、ようやく
「おはようさんです!」
相変わらず一歩遅い久吉さんだが、やはり憎めぬ男だ。
「あれ? 西門はんは?」
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