592/3502
八
「ご亭主が亡くなりはったって、誰から聞いたん?」
これに、相手がハッキリと
「予定の日を過ぎても戻ってこないもんで、本町にある宗教団体のお屋敷まで足を運びました」
「なるほどね。で?」
「その山荘が、吹雪に見舞われてるという話を聞きまして。で、何かあれば、こちらから連絡すると言われましたんで」
「うんうん。そしたら、次来た連絡が……」
「亭主が亡くなったと」
「はあ」
溜息をついた破近、続けて
「そら辛い話でんな」
「ご亭主が亡くなりはったって、誰から聞いたん?」
これに、相手がハッキリと
「予定の日を過ぎても戻ってこないもんで、本町にある宗教団体のお屋敷まで足を運びました」
「なるほどね。で?」
「その山荘が、吹雪に見舞われてるという話を聞きまして。で、何かあれば、こちらから連絡すると言われましたんで」
「うんうん。そしたら、次来た連絡が……」
「亭主が亡くなったと」
「はあ」
溜息をついた破近、続けて
「そら辛い話でんな」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。