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「ご亭主が亡くなりはったって、誰から聞いたん?」


 これに、相手がハッキリと


「予定の日を過ぎても戻ってこないもんで、本町にある宗教団体のお屋敷まで足を運びました」


「なるほどね。で?」


「その山荘が、吹雪に見舞われてるという話を聞きまして。で、何かあれば、こちらから連絡すると言われましたんで」


「うんうん。そしたら、次来た連絡が……」


「亭主が亡くなったと」


「はあ」

 溜息をついた破近、続けて


「そら辛い話でんな」


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