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六
「日記やて?」
「はい。亭主の宗三郎が、問題の山荘にいた時にしたためたものでして」
「ほな、ちょっと失礼」
そう言って、その日記をパラパラと捲った破近
やがて
「これ、お借りしてもよろしいでっか?」
「ええ、どうぞ」
「でな、これってご亭主の書かれたもんに間違いないでっか?」
「え?」
そこまで突っ込まれたのは、お松も初めてで
「途中若干の乱れはございますが、おそらく間違いなかろうと」
「そっか。で、肝心な事やけんど」
「日記やて?」
「はい。亭主の宗三郎が、問題の山荘にいた時にしたためたものでして」
「ほな、ちょっと失礼」
そう言って、その日記をパラパラと捲った破近
やがて
「これ、お借りしてもよろしいでっか?」
「ええ、どうぞ」
「でな、これってご亭主の書かれたもんに間違いないでっか?」
「え?」
そこまで突っ込まれたのは、お松も初めてで
「途中若干の乱れはございますが、おそらく間違いなかろうと」
「そっか。で、肝心な事やけんど」
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