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四十六

「え? わざわざ、何でだ?」


 つい愚痴った又八に


「文句を言うヤツは、即刻牢にぶち込むからな!」


 誰が何と言おうと、はまり役の親分。そして無論、皆とも黙ってしまった。


 そこに破近が、早速指示を出し


「ほな、そこのお二人は裏に回って、この窓から入ってき」


 指名された又八


「もう面倒……」


 だがすぐに鬼の視線を感じ、口をつむってしまった。

 そこに故人役として白羽の矢が当たった喜助が、うつ伏せのまま


「もう、早くしてって!」


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