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四十三
いきなりの話に、互いに顔を見合わせている面々だったが
「壷ねえ」
「喜助な、高麗の青磁らしいで。それも立派な」
「そら高そうだ」
「でな、これと同じ事を数馬も証言してたわ。下手人が隠れてるかと思い戸棚を開いたものの、空っぽだった……てな」
喜助、これを聞いて首を傾げ
「どこに行ったんですかねえ? お、まさかそれを盗みに賊が忍び込んだって?」
破近、これにはさすがに情けない顔で
「あ、阿呆か。始めに戻ってるやないか」
いきなりの話に、互いに顔を見合わせている面々だったが
「壷ねえ」
「喜助な、高麗の青磁らしいで。それも立派な」
「そら高そうだ」
「でな、これと同じ事を数馬も証言してたわ。下手人が隠れてるかと思い戸棚を開いたものの、空っぽだった……てな」
喜助、これを聞いて首を傾げ
「どこに行ったんですかねえ? お、まさかそれを盗みに賊が忍び込んだって?」
破近、これにはさすがに情けない顔で
「あ、阿呆か。始めに戻ってるやないか」
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