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四十
「あのな、正衛門と下手人が組んでな」
すぐに喜助
「その二人が?」
だが、すかさず隣から
「シッですう!」
「で、正衛門は刺された振りをしてな、実際に後から下手人に刺されてしまうんや」
何の事だかわからぬ四人。
「不思議な顔してるやん。ま、しゃっべてるわいですら、あんまし信用してへんけど」
ここで、ようやく喜助が
「死んだ振りですって? 何のためにです?」
これに破近、苦笑いし
「皆を驚かすため、っちゅうたら笑うわな?」
「あのな、正衛門と下手人が組んでな」
すぐに喜助
「その二人が?」
だが、すかさず隣から
「シッですう!」
「で、正衛門は刺された振りをしてな、実際に後から下手人に刺されてしまうんや」
何の事だかわからぬ四人。
「不思議な顔してるやん。ま、しゃっべてるわいですら、あんまし信用してへんけど」
ここで、ようやく喜助が
「死んだ振りですって? 何のためにです?」
これに破近、苦笑いし
「皆を驚かすため、っちゅうたら笑うわな?」
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