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四十九
「お多恵はんな。あんた、こんなガキと違って立派な大人なんやろ? そやったら、もう罪を認めなはれ」
これにお多恵、ゆっくりと頷き
「このあたしが息子をそそのかして……あの人を殺めました」
「そうなんや。ほなら、朝ちゃん。連れて……」
この時だった。いきなり立ち上がった緑丸
「よくも、あんな良い方に手をかけたでつね!」
「み、緑丸う! お、落ち着いてえ!」
この蕾によって、何とか制された彼だったが
「二人とも鬼でつね!」
「お多恵はんな。あんた、こんなガキと違って立派な大人なんやろ? そやったら、もう罪を認めなはれ」
これにお多恵、ゆっくりと頷き
「このあたしが息子をそそのかして……あの人を殺めました」
「そうなんや。ほなら、朝ちゃん。連れて……」
この時だった。いきなり立ち上がった緑丸
「よくも、あんな良い方に手をかけたでつね!」
「み、緑丸う! お、落ち着いてえ!」
この蕾によって、何とか制された彼だったが
「二人とも鬼でつね!」
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