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十八

「どっからって、奥の部屋ですう」



 例の部屋へと再び戻った破近、上に目やり


「ん? 天井が元の高さまで戻ってるわ」

 そしてすぐに、そこに開いている穴に気づき


「あそこから下りてきたん?」


 これに蕾


「そうですう。ここって、地下ですう」


「そ、そっか。地下かいな」

 頷きながら破近、隣の喜助に


「わいらって、いつの間に下りたんやろ?」


「あの天井が迫った時、一緒にこの部屋も下りてたとしか。慌ててたもんで、気づかなかったかも」


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