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十六
一方の蕾
「ん? 何だか気になりますう」
首を傾げながら、屈んで床に耳を当てていると
「親分さん! この下って、空洞になってますう!」
「何だと? じゃあ、ちょっくら穴でも開けるとするか」
早速、着物の袖を捲り上げている親分だが
「蕾がやりますう」
すぐに彼女、床目がけ掌を差し出し
「秘技『風魔砲』ですう!」
青白い光が放たれた瞬間、すさまじい音とともに直径二尺の穴が開いた。
「こりゃすげえな」
「じゃあ、覗いてきますう!」
一方の蕾
「ん? 何だか気になりますう」
首を傾げながら、屈んで床に耳を当てていると
「親分さん! この下って、空洞になってますう!」
「何だと? じゃあ、ちょっくら穴でも開けるとするか」
早速、着物の袖を捲り上げている親分だが
「蕾がやりますう」
すぐに彼女、床目がけ掌を差し出し
「秘技『風魔砲』ですう!」
青白い光が放たれた瞬間、すさまじい音とともに直径二尺の穴が開いた。
「こりゃすげえな」
「じゃあ、覗いてきますう!」
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