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十一
「奇跡って。危うく串刺しにされるとこだったんですよ!」
だが、これにも澄ましている破近
「ちゃんとな、これを見越しとったんや」
「……うそつき」
ようやく、そこより這い出したお二人さん。
破近が、もう一度戸に触れてみると
「え? 開いてるわ!」
そして、再び元の部屋に戻る際
「おまえ、先に行けや」
「もう、損な役ばっかり回して」
そうぶつくさ言いながらも、部屋へ入った喜助。だが、この時
「えええ? ほ、仏さんが消えてる!」
「奇跡って。危うく串刺しにされるとこだったんですよ!」
だが、これにも澄ましている破近
「ちゃんとな、これを見越しとったんや」
「……うそつき」
ようやく、そこより這い出したお二人さん。
破近が、もう一度戸に触れてみると
「え? 開いてるわ!」
そして、再び元の部屋に戻る際
「おまえ、先に行けや」
「もう、損な役ばっかり回して」
そうぶつくさ言いながらも、部屋へ入った喜助。だが、この時
「えええ? ほ、仏さんが消えてる!」
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