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七
「ああ、甚九郎はんやわ。胸に小刀が突き刺さったままや」
そう言いながら屈みこんで検めだした破近。
そこに喜助が
「戸を開けてる最中に仏さんになったんじゃ……旦那が、もっと早く加勢してくれてたら」
「阿呆抜かせ、人聞きの悪いやっちゃな。これな、仏さんになってかなり時間が経ってるで」
「そ、そうですかい」
ここで立ち上がった破近
「まだ、下手人が近くにいるかもしれへん」
そう言いながら、奥の部屋へと踏み込んだのだが。
「ああ、甚九郎はんやわ。胸に小刀が突き刺さったままや」
そう言いながら屈みこんで検めだした破近。
そこに喜助が
「戸を開けてる最中に仏さんになったんじゃ……旦那が、もっと早く加勢してくれてたら」
「阿呆抜かせ、人聞きの悪いやっちゃな。これな、仏さんになってかなり時間が経ってるで」
「そ、そうですかい」
ここで立ち上がった破近
「まだ、下手人が近くにいるかもしれへん」
そう言いながら、奥の部屋へと踏み込んだのだが。
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