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「おまえって、案外やな」

 いたく感心する破近


「ほな、皆を呼ぶさかい」



 やがて


「おはようございます、旦那!」

 相変わらず悩みなき喜助だったが


「ん? これ、旦那のお子で?」


「阿呆ぬかせ! 緑丸っちゅうてな、今日からわいらの仲間や!」


「へ? こ、このガキが仲間ですって?」

 そう言いながら、緑丸を一瞥し


「またまたご冗談を!」


 これに緑丸、深々と頭を下げ


「緑丸でつ。よろしくお願いしまつ」


「しまつって……旦那、まじっすか?」


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