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八十四
これに孫一も
「え、ええ、他には十人ばかし。でも、その件の頃よりふさぎ込んでるのは、その三名だけでしたゆえ」
「なるほどね」
そして、破近が嫌そうな顔で
「どうせおまえさんらの事や、ちゃんと確認してから刺したんやろ?」
「あ、もちろんです」
「やっぱり、な。ま、そやから、わいもこうして生きてるんやけんどな」
ここで少々会話が途切れた後
「なあ? 目撃して、それを黙ってただけで殺めるっちゅうのもな……酷すぎへんか?」
これに孫一も
「え、ええ、他には十人ばかし。でも、その件の頃よりふさぎ込んでるのは、その三名だけでしたゆえ」
「なるほどね」
そして、破近が嫌そうな顔で
「どうせおまえさんらの事や、ちゃんと確認してから刺したんやろ?」
「あ、もちろんです」
「やっぱり、な。ま、そやから、わいもこうして生きてるんやけんどな」
ここで少々会話が途切れた後
「なあ? 目撃して、それを黙ってただけで殺めるっちゅうのもな……酷すぎへんか?」
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