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七十八
「で、そっちが兄で、こっちが弟なんやろ? 確かに気持ちはわかるんや。わかるんやけどな、人様を殺めたらアカンわ」
「……」
「いくら母上が馬で跳ね飛ばされ殺されてもな、三人も手をかけたらアカンって」
「そ、そこまで」
つい、声を上げた弟。破近、重点的にその顔を見やりながら
「そや。で、このおっさんに、水死って言われてむかついたんやろ?」
これに隣の菖蒲殿が
「お、おっさん?」
「で、母上の亡骸を医者に見せたんやな?」
「で、そっちが兄で、こっちが弟なんやろ? 確かに気持ちはわかるんや。わかるんやけどな、人様を殺めたらアカンわ」
「……」
「いくら母上が馬で跳ね飛ばされ殺されてもな、三人も手をかけたらアカンって」
「そ、そこまで」
つい、声を上げた弟。破近、重点的にその顔を見やりながら
「そや。で、このおっさんに、水死って言われてむかついたんやろ?」
これに隣の菖蒲殿が
「お、おっさん?」
「で、母上の亡骸を医者に見せたんやな?」
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