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六十七

「で、さっきの亡くなりはったおばあさんの話に戻りますけんど」


「ん? さっきの話とな?」


「そそ。橋から落ちたんじゃなくって」

 ここで破近、青き目を光らせ


「落とされたんちゃうかなって!」


「な、何と?」

 これに驚く船虫様


「そ、それにしても、恐ろしいまでの目の色ですな」


「あ、これ? 綺麗でっしゃろ?」

 そうほざいた破近、橘様に目をやり


「なな、おたくって、その場におったんちゃいまっか?」


 これに黙ってうつむいている相手


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