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四十四

「して鈴木殿。拙者に忠告とは?」


 これに破近


「まずは、半年前の事をお聞きしたいんでんが」


「は、半年前の事?」


 相手の表情を注意深く見ている破近


「そうでんねん。半年前にここに来られた時、何かありましたやろ?」


「これはまた、決めつけておられるような言い方を。しかしご期待に沿えるような事など、一切何も」


「そうでっかいな。で、おそらくおたくはんな」

 この時破近、さらに青き眼光を強め


「四番目の犠牲者候補ですねん」


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