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三十四
「え? でも、家にはおられませんでしたあ」
今度は、主人が首を傾げる番だ。
「おかしいな? その足で家に戻るって言ってたけど」
「じゃあ、探してみますう!」
今走ってきた道を、今度はゆっくりと歩きながら戻っている蕾。
屋台の主人から借りた提灯で照らす中
「血ですう? ま、まさかあ?」
そして、その後をたどったところ
「この倉庫の前で終わってますう」
「ご主人様あ!」
中に入った蕾、声を張り上げると
「つ、蕾かいな? ここや!」
「え? でも、家にはおられませんでしたあ」
今度は、主人が首を傾げる番だ。
「おかしいな? その足で家に戻るって言ってたけど」
「じゃあ、探してみますう!」
今走ってきた道を、今度はゆっくりと歩きながら戻っている蕾。
屋台の主人から借りた提灯で照らす中
「血ですう? ま、まさかあ?」
そして、その後をたどったところ
「この倉庫の前で終わってますう」
「ご主人様あ!」
中に入った蕾、声を張り上げると
「つ、蕾かいな? ここや!」
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