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十二
第二の犠牲者が発見されたのは、その二日後――三日の事だった。
「寒い時に、何でこんな風通しのええとこにおらなアカンねん!」
体を震わせながら文句を言う破近、今度の場所は戻り橋付近の河原である。
そこに
「鈴木殿。やはりこれが」
先着していた桜殿、一枚の紙を差出し
「『残るは二人』と」
これに、上司の吟味方が
「ん? さっきから鏡餅にしたらえろう赤いやんって思っとたら、何や桜殿やったんか!」
「い、いい加減にさらせよ」
第二の犠牲者が発見されたのは、その二日後――三日の事だった。
「寒い時に、何でこんな風通しのええとこにおらなアカンねん!」
体を震わせながら文句を言う破近、今度の場所は戻り橋付近の河原である。
そこに
「鈴木殿。やはりこれが」
先着していた桜殿、一枚の紙を差出し
「『残るは二人』と」
これに、上司の吟味方が
「ん? さっきから鏡餅にしたらえろう赤いやんって思っとたら、何や桜殿やったんか!」
「い、いい加減にさらせよ」
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