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六
「鈴木殿。実はこんな代物が」
先着していた桜殿、一枚の紙を差出し
「『残るは三人』と」
これに、一応上司の吟味方が
「さっきから雪だるまにしたらえろう赤いやんって思っとたら、何や桜殿やったんか!」
「んな、失礼な」
「ま、ええやん」
軽く受け流した破近、その紙に目を落とし
「あと三人も手をかける気かいな? ホンマ、こいつって殺人鬼やな?」
これに頷く赤い雪だるま
「確かに。しかし、わざわざこうやって紙にしたためるとは」
「鈴木殿。実はこんな代物が」
先着していた桜殿、一枚の紙を差出し
「『残るは三人』と」
これに、一応上司の吟味方が
「さっきから雪だるまにしたらえろう赤いやんって思っとたら、何や桜殿やったんか!」
「んな、失礼な」
「ま、ええやん」
軽く受け流した破近、その紙に目を落とし
「あと三人も手をかける気かいな? ホンマ、こいつって殺人鬼やな?」
これに頷く赤い雪だるま
「確かに。しかし、わざわざこうやって紙にしたためるとは」
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