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三
「また、銀橋のたもとかいな」
白い息とともにそう吐いた破近、早速目の前のござを捲ると
「こらまた、若い娘が何でや?」
そこには、小刀が胸に刺さったままのおなごが横たわっている。
これに隣の喜助も、手を擦りながら
「確かにですねえ。で、身元はまだ……」
だがこの時、駆け寄ってきた二人連れに跳ね飛ばされてしまった。
「あいたた! て、てめえら!」
だが、この言葉も耳に入らない中年女の口から
「お、お、お美津! お、お……」
「また、銀橋のたもとかいな」
白い息とともにそう吐いた破近、早速目の前のござを捲ると
「こらまた、若い娘が何でや?」
そこには、小刀が胸に刺さったままのおなごが横たわっている。
これに隣の喜助も、手を擦りながら
「確かにですねえ。で、身元はまだ……」
だがこの時、駆け寄ってきた二人連れに跳ね飛ばされてしまった。
「あいたた! て、てめえら!」
だが、この言葉も耳に入らない中年女の口から
「お、お、お美津! お、お……」
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