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三十
「だ、旦那、それって?」
「そそ、己の持ってきた別のきゅうすでな。もちろん、そのきゅうす自体は持ち帰ったんやけんど」
ようやく頷いている姐さん
「ああ、だから毒がここには残ってないと。毒は、一気飲みされた茶の中に入ってたんですねえ」
そしてすぐに
「じゃ、じゃあ、下手人って」
「毒を料理に入れたら店側のもんまで疑われるさかい、な。痕跡を残したくなかったんやろ。ま、時間が経てば、病死扱いになる可能性も大きいし」
「だ、旦那、それって?」
「そそ、己の持ってきた別のきゅうすでな。もちろん、そのきゅうす自体は持ち帰ったんやけんど」
ようやく頷いている姐さん
「ああ、だから毒がここには残ってないと。毒は、一気飲みされた茶の中に入ってたんですねえ」
そしてすぐに
「じゃ、じゃあ、下手人って」
「毒を料理に入れたら店側のもんまで疑われるさかい、な。痕跡を残したくなかったんやろ。ま、時間が経てば、病死扱いになる可能性も大きいし」
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